埼玉県は、同県内における2013（平成25）年度の温室効果ガス排出量（速報値）を公表した。「ストップ温暖化・埼玉ナビゲーション2050（改訂版）（埼玉県地球温暖化対策実行計画）」では、2020年における埼玉県の温室効果ガス排出量（需要側）を2005年比21%削減することを目標としている。今回、2013年度の温室効果ガス排出量（需要側）は3,912万トン-CO2で、基準年度（2005年度）比384万トン・8.9%の削減、前年度比33万トン・0.8%の増加となった。今後は改訂した計画に基づき、削減の進んでいない家庭・運輸部門の取組の強化や、再生可能エネルギーの活用に重点を置いた施策を実施し、温室効果ガス排出量の削減に取り組むという。なお、同県では、県民・事業者など需要側の削減努力を適切に反映するため、原発停止に伴う火力発電増の影響を除いて（電力排出係数2005年度値固定を使用）、温室効果ガス排出量削減目標の達成状況を評価している。