国環研、研究情報誌「環境儀」第59号「未来に続く健康をまもるために~環境化学物質の継世代影響とエピジェネティクス~」を刊行
発表日:2016.01.08
国立環境研究所は、同研究所の研究成果を分かりやすく伝える研究情報誌「環境儀」第59号「未来に続く健康をまもるために~環境化学物質の継世代影響とエピジェネティクス~~」を刊行した。環境中に存在する化学物質の中には、微量であっても日常的に摂取することによって健康に悪影響を及ぼすものがある。妊娠中に摂取した化学物質の影響が、生まれた子、さらに孫以降の世代にまで受け継がれる「継世代影響」の可能性があり、「エピジェネティクス」という、DNAの塩基配列を変化させることなく遺伝子の機能を変化させる作用が要因の一つと考えられている。同研究所では、化学物質のひとつであるヒ素の毒性メカニズムの研究に取り組んできた。今号では、「エピジェネティクス」を中心としたヒ素の継世代影響のメカニズムを探る研究を紹介している。
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