農林水産省、試行排出量取引における農林水産業分野第1号申請案件を公表
発表日:2009.01.21
農林水産省は、2008年10月から政府が開始した「排出量取引の国内統合市場の試行的実施」に関する農林水産業分野の第1号申請案件を発表した。同制度は、大企業等からの技術・資金等の提供を受けて中小企業や農家等が行った、二酸化炭素の排出抑制のための取組による排出削減量を認証し、大企業等の自主行動計画等の目標達成のために活用するもの。今回の申請者は、(有)メルヘンローズ、昭光通商(株)、玖珠九重農業協同組合、全国農業協同組合連合会の4者。バラの生産を行っている(有)メルヘンローズは、ハウスの暖房においてヒートポンプを新規導入し、二酸化炭素を年間約577t-CO2排出削減する。昭光通商(株)は、この創出された二酸化炭素排出削減量を国内クレジットとして取得。玖珠九重農業協同組合は、上記の国内クレジットの授受を媒介し、全国農業協同組合連合会は、排出量のモニタリングや申請等手続の支援を行う。
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