農研機構、酸性土壌で生育する新しいアンモニア酸化細菌を発見
発表日:2017.03.01
農研機構農業環境変動研究センターは、茶園土壌から、新規のアンモニア酸化細菌を発見した。今回、強酸性の茶園土壌から採取したアンモニア酸化細菌を分離し、ゲノム解析を行ったところ、新属新種の菌であることが確認された。また、この菌は、pH2~6の酸性環境下でも生育し、茶園土壌における硝化に寄与していることが示唆された。発見したアンモニア酸化細菌の遺伝的・生理的性質を解明することにより、酸性土壌における硝化の抑制、硝化に起因する肥料の窒素分の流亡、温室効果ガス(一酸化二窒素)の発生軽減など、環境への悪影響を抑える技術開発が進むと期待されるという。
▲ページ先頭へ
新着情報メール配信サービス
RSS