農林水産省、「農林水産分野における省CO2効果の表示の指針」を公表
発表日:2009.04.01
農林水産省は、平成21年4月1日、「農林水産分野における省CO2効果の表示の指針」を公表した。同省は、我が国の農林水産業関係者の温室効果ガス排出削減努力やその努力により生産された国産農林水産物について、その成果を消費者にわかりやすく示す「農林水産分野における省CO2効果の表示」の検討を行ってきた。今回、平成20年12月12日の中間とりまとめ及び平成21年1月21日~2月19日に実施したパブリック・コメントの結果を踏まえ、平成21年3月17日の会議で、最終的にとりまとめた。同指針では、農林水産物の省CO2効果の表示に関する基本的考え方や4つの選択肢(温室効果の排出削減効果の表示、排出量の表示、炭素貯蔵量等の表示、化石資源代替効果の表示)を提示し、より多くの事業者が取り組みやすい仕組みとする。また、今後の課題として、表示の信頼性の確保の問題や国民の理解の促進などに取り組む必要があるとしている。