NEDOなど、マレーシアで大型EVバスシステム実証を開始
発表日:2017.08.28
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と東芝インフラシステムズ(株)、(株)ピューズ、(株)ハセテック、(株)オリエンタルコンサルタンツグローバルは、マレーシアのプトラジャヤ市において、10分間の超急速充電で30km運行を実現する大型EVバスシステムの実証を開始した。マレーシアの行政首都であるプトラジャヤ市は、都市計画としてグリーンシティを掲げているなど、マレーシア及びASEAN地域に向けたEVバスのショーケースとして、最適な都市と見られている。今回の実証では、同市内のバスターミナルに超急速充電システムを設置し、主要な営業路線において長寿命かつ超急速充電が可能な二次電池を搭載した大型EVバス(長さ約12m)を走行させ、モニタリングする。今後、2016年6月に改訂した基本協定書(MOU)に基づいて、2階建て大型EVバスの実証も予定している。これらの実証により、同市の都市交通システムの効率向上によるスマート化を図るとともに、都市交通パッケージ事業の広域展開を目指すという。