島根県、2015年度の温室効果ガス排出量を公表
発表日:2018.03.29
島根県は、同県内における2015年度(平成27年度)の温室効果ガス排出量(速報値)を公表した。同県では、地球温暖化対策の基礎資料とするため、県内の温室効果ガスの排出量の推計を毎年度実施している。今回、2015年度の温室効果ガス排出量は612万8千トンで、前年度(2014年度確定値)と比べると2.0%減少し、2013年度の総排出量と比べると7.3%減少していた。部門別に見ると、廃棄物を除く部門で前年度から減少したものの、基準年に比べると運輸部門を除く部門については増加している。また、温室効果ガスのうち93.8%を占めるCO2の排出量は5,745万トンで、前年度と比べると1.8%減少し、2013年度と比べると7.4%減少していた。同県では、前年度と比べて減少した主な原因として、県内の経済活動の状況を示す県内総生産については製造業で増加傾向が見られるが、県内総生産あたりのエネルギー使用量は減少傾向で、省エネルギー化の取組が進んでいることを挙げている。