国交省、平成30年全国一級河川の水質現況を公表
発表日:2019.07.01
国土交通省は、平成30年の全国一級河川における水質現況を公表した。同省では、昭和33年から一級河川(直轄管理区間)で水質調査を実施している。平成30年は、有機汚濁の代表的な指標であるBOD・CODの環境基準を満たした地点の割合は92%(河川97%、湖沼等43%)となった。また、水質が最も良好な河川は、尻別川、鵡川、沙流川、渚滑川、荒川、玉川、子吉川、鮭川、黒部川、宮川、北川、仁淀川、球磨川、川辺川、川内川、小丸川、五ヶ瀬川の全17河川であった。水質事故の発生件数は 894 件で、良好な河川への関心の高まりや事故への訓練の実施などにより、長期的に減少傾向となった。きれいな水質を活かした地域活性化特集では、平成30年10月に開催された世界湖沼会議で環境改善対策をアピールした茨城県霞ヶ浦をはじめ、福井県北川、福島県摺上川、高知県丸ノ内川について特集をしている。河川の環境基準満足率は11 年連続 95%以上であり、全国的に良好な水質を保っているという。
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