鳥取林試、人工交配により花粉の出ない「スギ」を開発
発表日:2019.11.15
鳥取県林業試験場は、人工交配により花粉の出ない「スギ」を開発したと発表した。国民の3~5人に1人が花粉症といわれており、発生源対策が必要とされていた。同研究グループは、無花粉遺伝子を保有したスギ品種と、鳥取県内の優良品種(成長が良い、スギカミキリに強い、雪に強いなど)を人工交配し、「ハイブリッド無花粉スギ」の開発に至った。令和元年10月15日に、苗木生産者などへ今後の普及計画について説明会を実施。今後、苗木生産者へ原種の配付を行い、増殖体制を整え、形質特性調査を行っていく。令和6年度には、苗木の供給開始を目指すこととしている。なお、同試験場は、生活者の求めるより良い林木品種の開発に今後も取組んでいくという。
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