経済産業省と環境省は、平成21年10月27日に中国の上海で開催された「クリーン開発と気候に関するアジア太平洋パートナーシップ（APP）第3回閣僚会合」の結果を公表した。同閣僚会合では、これまでのAPPの活動のあり方の有益性について再確認の上、今後の方向性に関する検討が行われた。また、気候変動問題について世界的な協力の重要性が高まる中、APPは、その模範となるものであり、我が国からは、今後の方向性として、1）活動の拡充、対象分野の拡大、2）2013年以降の新たな国際枠組み構築への成果の反映、3）重要技術分野の開発などで協力が行われている「エネルギーと気候に関する主要経済国フォーラム（MEF）」との連携強化、の3つの提案を行った。今後、活動強化についての要請に対する成果が2013年以降の次期枠組みに適切に反映されるよう、我が国としても積極的に対応していくことが必要という。