石川県、県庁舎のベランダで「ハヤブサ」孵化・8年連続
発表日:2021.05.18
石川県は、県庁舎(金沢市)の高層階のベランダでハヤブサ(学名:Falco peregrinus)が営巣し、8年連続ヒナが誕生したことを発表した。ハヤブサは、環境省が作成するレッドリストにおいて絶滅危惧II類に掲載されており、同県においては、能登半島と加賀地方の海岸で繁殖し、石川県版レッドデータブックでは準絶滅危惧種とされている。県庁舎では、平成17年から産卵が確認され、平成26年に初めて繁殖に成功し、ヒナ3羽の誕生・巣立ちを確認している。県は、繁殖成功に向けて、専門家の指導の元、ベランダに砂を敷き、窓のブラインドを閉め刺激を与えないようにするなど見守り続けてきた。今年で8年連続の孵化成功となり、誕生した4羽は順調に成長しているとのこと。担当部署である自然環境課は、ホームページでヒナの様子を紹介しているほか、YouTubeチャンネルに動画を掲載している。
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