アクアマリンふくしま、絶滅危惧種のハゼ類の繁殖成功を発表
発表日:2020.11.07
アクアマリンふくしま(福島県いわき市)は、絶滅危惧種のハゼ類で、国内では主に沖縄県八重山地方に生息する「ヤエヤマノコギリハゼ(学名:Butis amboinensis)の繁殖成功を発表した。同種は、水中で腹を上にしたり、逆立ちで浮くなど、多彩でユニークな姿勢をとることで知られ、植物が生い茂る水辺で生息するため、河川改修や道路建設などで生息環境が失われた際に影響を受けやすく、環境省「レッドリスト」では最もランクの高い「絶滅危惧種ⅠA類」に指定されている。アクアマリンふくしまでは、5年にわたり同種の繁殖に挑戦しており、今回、飼育下での繁殖に成功したことを日本魚類学会で発表した(開催日:2020年10月31日~11月1日)。人工環境での繁殖成功は日本で初めてで、産まれた幼魚は同館3階「熱帯アジアの水辺」コーナーにて展示されているという。
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