新日本製薬、化粧品プラ容器の水平リサイクルスキームを構築
発表日:2022.02.17
新日本製薬(株)は、スキンケア商品(寸法:約7×7×6 cm)のプラスチック容器を実店舗で回収し、水平リサイクルにつなげる取組を2022年4月1日から開始する。同社は、オールインワン美容液ジェル「パーフェクトワン」シリーズをはじめ、さまざまな医薬品・健康食品を手がけている(本社:福岡市中央区)。オールインワン美容液ジェルシリーズは、絶滅危惧種である植物「ムラサキ」の根である「紫根」に関する産学連携研究等に基づいて生み出された同社の主力商品。2021年6月に容器の素材に燃焼時のCO<sub>2</sub>排出量が少ない樹脂(グリーンナノ)を配合し、化粧箱にFSC認証紙を採用することで、サスティナブルなブランドイメージを訴求している。今回、全国各地(札幌市~鹿児島市)の直営8店舗に専用回収BOXを設置し、パーフェクトワン オールインワン美容液ジェルシリーズ(一部商品)の使用済み容器を回収し、(株)BEAUTYCLEの協力のもと、再資源化・循環リサイクルする取組を推進する。(株)BEAUTYCLEは、化粧品容器の製造販売事業を展開するツバキスタイル(株)が化粧品・トイレタリー容器の「ボトルtoボトル」を具現化するために新設した企業(設立年月:2022年2月、本社:佐賀県神埼市)。地元自治体と協定を締結し、回収(受入)、洗浄、粉砕、樹脂化・再生を担う月間150トン処理規模の工場整備などを進め、2023年1月からの設備稼働を予定している(倉庫:延床面積1,650 m<sup>2</sup>、リサイクル工場:2階建・延床面積4,000 m<sup>2</sup>)。化粧品業界では初めて(同社調べ)、PP・PE製化粧品容器の水平リサイクルに挑む。
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