環境測定分析統一精度管理調査、PFOS類の参加機関が大幅増
発表日:2023.03.23
環境省は、環境測定分析統一精度管理調査に関する令和4年度調査結果を公表した。環境測定分析は、法令の施行や制度・施策実施のための基礎であり、地方自治体や民間の環境測定分析機関で測定分析に携わる技術者により支えられている。同省では、同調査を毎年度継続して実施し、環境測定分析機関の測定分析精度向上と信頼性の確保を図っている。同調査には、500機関前後の環境測定分析機関が参加し、長期的な計画に基づき、評価結果を公表しており、説明会等を毎年度開催するなど、分析上の留意点や分析結果の技術的な問題点等をフィードバックしている。今回、公的機関127、民間機関381の計508機関から回答があった。六価クロム、カドミウム、鉛、砒素、及び全燐は、低濃度であったにも関わらず、室間精度CVが7.11~9.31%であり良好な結果となった。カドミウム、鉛、及び砒素は、室間精度CVが6.12~9.78%であり良好な結果となった。PFOS、PFOA及びPFHxSは、室間精度CVが11.9~15.1%であり良好な結果となった。また、PFOS、PFOAは過去調査と比較して参加機関が大幅に増え、PFOSについては過去調査と比較して室間精度CVが小さくなったという。
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