日本電気(株)、自動車用高性能リチウムイオン二次電池の電極を量産開始
発表日:2010.07.23
日本電気(株)(NEC)は、相模原事業場内のNECエナジーデバイス(株)(NEC100%子会社)の生産ラインにおいて、自動車用高性能リチウムイオン二次電池用の電極の量産を開始したと発表した。同事業場では、今年度中に電極生産能力を200万kWh超/年(電池容量ベース)とする予定であり、量産される電極は、NECと日産自動車(株)との合弁会社であるオートモーティブエナジーサプライ(株)に供給される。自動車用高性能リチウムイオン二次電池の中核部品となる電極の生産においては、自動車部品として要求される高い品質管理が重要となる。同事業場の生産ラインは、半導体で培った高い空気清浄度を保つクリーン技術、各生産工程の自動監視機能、品質の安定化技術などにより、高品質と大容量電池に対応する大規模な量産の両立を実現しているという。同社では今後、リチウムイオン二次電池の市場拡大に合わせて生産能力を段階的に引き上げ、同事業場を環境・エネルギー事業における生産拠点の中核にするという。
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