三菱樹脂(株)、リチウムイオン二次電池用の高耐熱セパレータを開発
発表日:2011.12.16
三菱樹脂(株)は、リチウムイオン二次電池用の高耐熱セパレータを開発したと発表した。リチウムイオン二次電池用セパレータは、リチウムイオン電池部材の主要部材の1つであり、リチウムイオンを適度に透過させ、かつ正極と負極が触れてショートするのを防ぐ機能を有するほか、電池が異常加熱した場合には、安全に孔を塞ぎシャットダウンする役割も担う多孔質フィルムである。今回開発した製品は、同社のセパレータに独自の耐熱コートを行った製品で、200℃以上の耐熱性を有し、電池の内部短絡防止に寄与するとともに、長年培ったコーティング剤の開発力とコーティングプロセス技術により、市場に流通している耐熱セパレータ(湿式法)よりコスト競争力にも優れているという。同社は今後、自動車用リチウムイオン二次電池メーカーによる品質評価を経て、2012年に同製品を発売し、2013年度から本格量産化を行う予定。
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