文部科学省、福島第一原子力発電所20km以遠における環境放射線等モニタリング実施結果を公表
発表日:2011.04.05
文部科学省は、福島県が平成23年3月28日と30日に測定した、福島第一原子力発電所20km以遠における環境放射線等モニタリング実施結果を公表した。今回発表したのは、1)福島第一原子力発電所から25km~65kmの35地点(屋外)における1時間あたりの放射線量(空間線量率:μSv(マイクロシーベルト)/h)、2)飯館村内40地点における土壌の放射能(Bq/kg)及び空間線量率(μSv/h)、3)飯館村内18地点における大気中放射能濃度(Bq/m3)及び空間線量率(μSv/h)。1)の測定では、空間線量率の最大値が8.9μSv/hであった。また、2)では、土壌放射能の最大値が、ヨウ素131で158,000 Bq/kg、セシウム134で54,700 Bq/kg、セシウム137で58,500 Bq/kgであり、地上高1mでの空間線量率の最大値は33.5μSv/hであった。3)では、大気中放射能濃度の最大値が、ヨウ素131で19.15 Bq/m3、セシウム134で3.465 Bq/m3、セシウム137で2.425Bq/m3であり、地上高1mでの空間線量率の最大値は34.5μSv/hであった。