環境省、災害廃棄物の処理を再開する福島県の市町村を発表
発表日:2011.05.27
環境省は、福島県内で災害廃棄物(津波又は地震により発生し、屋外に放置された廃棄物)の処理を再開する市町村を発表した。今回該当するのは、中通り地方にある中島村、矢祭町、塙町、鮫川村、石川町、玉川村、平田村、浅川町、古殿町、小野町の10町村。同省が平成23年5月2日に発表した「福島県内の災害廃棄物の当面の取扱いについて」では、浜通り地方及び中通り地方(避難区域及び計画的避難区域を除く)の災害廃棄物は、当面の間、仮置き場に集積しておき、処分については災害廃棄物の汚染状況についての現地調査結果を踏まえ検討することとしている。今回、地域の空間線量率のモニタリング(福島県環境放射線モニタリング・メッシュ調査)の結果、上記10町村では、空間線量率のレベルが会津地方と同程度又はそれ以下であり、同省による仮置き場周辺でのモニタリング調査の結果、仮置き場にある災害廃棄物についても、放射性物質による汚染の寄与はきわめて低いと考えられることから、処理が再開されることとなった。
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