川崎重工業（株）は、ノンフロンの水冷媒ターボ冷凍機を開発したと発表した。同社が今回開発したターボ冷凍機は、オゾン層保護および地球温暖化防止に貢献可能な冷媒として水を採用したもの。冷凍能力は、小規模のビルや工場、事務所の空調用に適した100冷凍トン（352kW）で、フロン冷媒冷凍機並みの高い性能を実現するとともに、従来機と置き換え可能なサイズにまでコンパクトな設計とすることに成功した。また、冷却性能（COP）はフロン冷媒冷凍機と同等の、5.1を達成している。同社は現在、実証機による耐久試験を実施中で、2012年4月の発売開始を目標に商品化を進めていくという。