九州電力(株)と川崎重工業(株)、小規模地熱バイナリー発電設備の実証試験を実施
発表日:2011.08.30
九州電力(株)と川崎重工業(株)は、九州電力の山川発電所(定格出力:3万kW、鹿児島県指宿市)構内に小規模バイナリー発電設備を設置し、2012年度より実証試験を開始すると発表した。バイナリー発電設備とは、沸点の低い媒体を熱交換器で加熱・蒸発させ、その媒体蒸気により発電を行うもので、従来の地熱発電方式では利用できなかった比較的温度の低い蒸気・熱水での発電が可能になる。今回、設置する小規模バイナリー発電設備は、定格出力が250kWで、川崎重工業(株)が工場の排熱等の有効活用を目的に開発したグリーンバイナリータービン(媒体:代替フロン)を採用している。バイナリー発電設備の地熱への適用が可能になれば、地熱資源が賦存する島への適用が期待でき、温泉水等の熱の有効活用を図ることができるという。
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