(独)日本原子力研究開発機構、「学校プール水の除染の手引き」を公表
発表日:2011.09.07
(独)日本原子力研究開発機構が、「学校プール水の除染の手引き」を公表した。同機構は、福島大学の協力を得て、同大学の附属幼稚園と中学校のプールで、水中に含まれる放射性物質(放射性セシウム)を除染するための試験を行った。その結果を踏まえて、除染方法としてより確実なものとするための改良を加え、伊達市の富成小学校を始めとした複数の小・中学校において実証試験を行った。今回、これまでの実証試験で得られた成果をまとめ、学校プール水の除染方法の手順書となる「学校プール水の除染の手引 ~ 安全にプールの利用を再開するために~」として公表した。同手引では、プール水に含まれる放射性物質をゼオライトに吸着させた後、凝集剤を使って沈殿させ、その沈殿を回収・除去する方法について、作業時の諸々の注意点も含め紹介している。同機構では、今後、学校などのプール水の除染を行う際に、この手引が活用されることを期待しているという。
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