（株）デンソーとトヨタホーム（株）は、東日本大震災の復興支援に役立てるため、蓄電池システム20台を、被災した岩手県、宮城県、福島県に2年間を目処に無償貸与すると発表した。また、蓄電池システムとあわせてLED電球を無償で供与する。今回提供する蓄電池システムは、電力を最大5kWh充電することが可能な鉛蓄電池に、電力制御装置を搭載したもの。停電時のバックアップ電源としてのみならず、搭載されている電力制御装置により、電力を夜間に充電し、それを電力消費量が多くなる日中に使用することで、使用電力のピークシフトへの貢献が期待できる。同システムは、トヨタホーム、デンソー、ミサワホーム（株）、新神戸電機（株）の4社で共同開発したもの。両社は、今後も被災者の救済ならびに被災地の復興に向けて、一層の支援を行っていくという。