東芝、二次電池「SCiB」が本田技研工業(株)の電気自動車に採用
発表日:2011.11.17
(株)東芝は、同社の二次電池「SCiB」が、本田技研工業(株)の電気自動車に搭載される電池として採用されたと発表した。SCiBは、車載用に適した二次電池で、負極に同社独自の材料を採用したことにより、急速充電性能、長寿命性能を有し、また気温-30℃などの過酷な使用条件下でも短絡や劣化の原因となるリチウム金属が析出しにくく、気温40℃以上でも電池の劣化が少ないという特長を持ち、幅広い環境下で急速充電と放電ができる。このSCiBセルを組み合わせた電池モジュールは、電池の定格容量に対して実使用範囲が広く、さらに一般的なリチウムイオン電池と比較し、回生受け容れ特性が優れているため、車両の電費の向上にも寄与することから、SCiBを搭載する電動車両の走行距離を伸ばすことができるという。またSCiBは、一般的なリチウムイオン電池と比較して、約半分の時間で電池容量の80%の急速充電(SCib20Ahセル単体に80Aの電流を流して充電した場合)が可能であるほか、充電・走行(放電)の繰返し回数は2.5倍以上で、将来のリユース用途にも貢献するという。
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