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 バーゼル条約第9回締約国会議、バリ宣言を採択して閉幕

発表日:2008.06.27


  有害廃棄物の越境移動に関するバーゼル条約第9回締結国会議は、2008年6月27日、「人の健康と生活のための廃棄物管理に関するバリ宣言」を採択して閉幕した。宣言では、同条約が持続可能な開発や国連ミレニアム開発目標の達成に貢献する点を強調した上で、世界保健機関総会において、環境に配慮した安全な廃棄物処理による健康改善に関する決議を検討するよう求めた。また、同条約の95年改正(先進国から途上国への有害廃棄物の移動を一律に禁止するBAN改正)については、議長国インドネシアから、各国の批准と対応能力の強化を促す声明が出され、締約国から支持された。使用済み携帯電話の適正処理については、5本の技術ガイドライン((1)設計での配慮、(2)回収、(3)越境移動、(4)リユース、(5)マテリアルリサイクル等)と全体的な手引きが採択された。この他、バーゼル条約、ストックホルム条約、ロッテルダム条約間の協力・調整の強化についても決議が採択された。

情報源 バーゼル条約事務局 プレスリリース(Wordファイル)
国・地域 国際機関
機関 バーゼル条約事務局
分野 ごみ・リサイクル
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