欧州環境庁(EEA)は、欧州の循環経済における、使用済み繊維製品の輸出に関する報告書を発表した。欧州連合(EU)からの同製品の輸出は、2000年の55万トン強から2019年には170万トン近くと、過去20年間で3倍に増加しており、その量はさらに増加する可能性がある。同製品は輸出先で再利用されたり、埋立地に廃棄されたりしているが、これは欧州各国が自国における同製品の処理に関する課題に直面していることを示している。欧州で廃棄・寄付された衣類やその他の繊維製品の多くはアフリカやアジアに輸出されているが、アフリカに輸出された同製品のうち再利用に適さないもののほとんどが、廃棄物が未処理のまま投棄されたオープンダンプや、非公式な廃棄物処理場に廃棄される。なお、バイオベースの繊維製品は森林伐採など他の環境圧力を引き起こす上、マイクロファイバーなどに関する環境問題から免れるわけではない。同報告書では、こうした課題が現在提案されているEUの政策において、どのように対処されているのかも示している。
情報源 | 欧州環境庁(EEA) ニュース |
---|---|
国・地域 | EU |
機関 | 欧州環境庁(EEA) |
分野 | ごみ・リサイクル |
キーワード | 欧州環境庁 | 輸出 | 繊維 | 再利用 | 循環経済 | バイオベース | マイクロファイバー | 使用済み繊維製品 | オープンダンプ | 廃棄物処理場 |
関連ニュース |
|