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 ドイツ、タゲリ(鳥)の生息地保護プロジェクトを開始

発表日:2014.08.25


  ドイツ連邦環境省は、近年減少が著しい鳥類のタゲリとその生息地を守る、連邦生物多様性プログラムの新たなプロジェクトを発表した。地上で営巣するタゲリの繁殖適地は低草地や草原、水辺や湿地、畑のような開けた土地だが、こうした地域においてタゲリの個体数は1990年代前半と比べて75%も減少した。その要因の一つは、タゲリの繁殖地がエネルギー用作物、特にトウモロコシの栽培地へ変化していることだという。このため、今回のプロジェクトでは、タゲリの繁殖を改善させるため、連邦全体で、農家が土地の一部をタゲリ保護のために提供し、長期的に繁殖に適した場所、いわゆるタゲリアイランドを設置するなど、様々な施策が講じられる。ドイツ全土の共同プロジェクトをドイツ自然保護連盟(NABU)のグループが計画する。連邦環境省はこれに約100万ユーロの資金を援助し、連邦自然保護庁が専門分野における指導を行う。またタゲリを、ドイツの文化的風景である広大で緑豊かな土地の保全を象徴する魅力的なメッセンジャーとした広報活動も行うという。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | ドイツ連邦環境省 | 生息地 | 保護 | 鳥類 | BMUB | タゲリ
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