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 国連気候変動枠組条約、新気候合意への交渉テキストを各国政府に配布

  国連気候変動枠組条約（UNFCCC）事務局は、2015年12月のパリ会議に向け、新たな気候変動合意のための交渉テキストを国連公用語（6言語）に翻訳し、各国に配布した。パリ会議では、2020年から実施する国際枠組みを決めることになっているが、交渉テキストの配布により、UNFCCCの下で各国が法的文書を採択するための、正式な法および手続き面での条件が満たされた。フィゲレスUNFCCC事務局長も、「パリ合意の成功に向け、各国の関連省庁が、形成されつつある合意と手段について早期に考慮することができる」と述べている。パリ会議の前に、この交渉テキストに基づく正式な交渉がボンで6月1-11日に予定されている。ボン会合は、「各国が、未解決の課題を早期に解決し、未決定事項に共通点を見出すことへの柔軟性と意欲を示す重要な機会」になるという。このほか、8月31日～9月4日、10月19～23日にも交渉の場が予定されるなど、2015年を通じて合意に向けた集中的な交渉が続けられる予定である。