気候変動に関する、すべての国が参加する新たな国際合意に向けた交渉会合が、パリ締約国会議(COP21)を前にボンで開催され、その成果として、最終交渉への土台となる合意と付随する決議事項の草案がまとまりパリ会議へ提出されることを国連気候変動枠組条約(UNFCCC)が発表した。2015年12月のパリ会議で最終合意に至る見込み。UNFCCCは、草案はすべての国が認めるバランスの取れた内容となっており、パリ会議での最終交渉の出発点になるとしている。フィゲレスUNFCCC事務局長は、「パリ会議では追加オプションを多く含むこの草案をコンパクトで明瞭なものにすることが課題だ」とし、フランスのテュビアナ気候変動特別代表は、「まだ作業が必要だが草案は交渉の良い土台となる」としている。今後パリ会議までには、11月初旬にパリで合意案に関する閣僚級会合、11月中旬にトルコでG20首脳会議、その後マルタでイギリス連邦首脳会議の開催が予定されており、これらの場での政治プロセスがパリ会議の成功の鍵だという。
情報源 | 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 気候変動 | 気候変動枠組条約 | UNFCCC | パリ | 草案 | COP21 | 国際合意 |
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