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 イギリス、ユーロ6排出ガス基準に適合する貨物自動車の道路使用税を10%引き下げへ

発表日:2018.03.28


  イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、2019年2月より、「ユーロ6」排出ガス基準を満たしている貨物自動車の道路使用税を10%引き下げ900ポンドにすると発表した。一方、同基準を満たしていない貨物自動車の税額は1200ポンドに引き上げられる。大型貨物自動車に対する道路使用税は2014年に導入されたもので、現在は一律1000ポンドに設定されている。ユーロ6に適合する貨物自動車は窒素酸化物(NOx)排出量が80%少ない。同省によれば、大型貨物自動車は、総走行距離でみると運輸部門全体の5%だが、NOx排出量は同部門の約20%を占める。同省は、今回の発表によって排出ガスの少ない貨物自動車の普及が一段と進み、実際に税額が変わる時には、国内の貨物自動車の半数以上がユーロ6適合車となり、運送業界全体として道路使用税の負担軽減になるとみている。道路使用税は、同国が35億ポンドを投じる大気質改善計画の一環であり、同計画には自治体の大気汚染対策を支援する大気浄化基金の創設も含まれている。

情報源 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)
国・地域 イギリス
機関 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)
分野 大気環境 環境総合
キーワード 窒素酸化物 | 貨物自動車 | Defra | イギリス環境・食糧・農村地域省 | ユーロ6排出ガス基準 | 排出ガス基準 | 道路使用税 | 大型貨物自動車 | 大気質改善計画 | 大気汚染対策
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