世界資源研究所(WRI)は、パーム油の生産・購買の大手10社がレーダーによる森林監視システムの開発に資金提供することを発表した。カーギル、ネスレ、ペプシコ、ウィルマーなどが参加する。この監視システムはヴァーヘニンゲン大学などがWRIの支援を受けて開発し、現在インドネシアとマレーシアで予備実験を行っている。従来の監視システムは衛星からの光学画像を用いるため、雲や太陽光の影響を受けて検知が遅れる可能性があるが、レーダーによるこの新しいシステムは、ほぼリアルタイムで、かつ小規模のものまで正確に、森林減少を検知することができるという。この情報を基に企業は現地での追跡行動を迅速に行い、サプライチェーンの持続可能性を向上させることが可能となる。完成後はWRIの森林監視オンラインシステム「グローバル・フォレスト・ウォッチ(GFW)」あるいは「グローバル・フォレスト・ウォッチPro(GFW Pro)」で監視データが公開され、企業、政府、利害関係者、市民らが同じ情報源に基づいた森林監視を行うことができる。
情報源 | 世界資源研究所(WRI) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | 世界資源研究所(WRI) |
分野 | 自然環境 環境総合 |
キーワード | 森林減少 | 世界資源研究所 | パーム油 | サプライチェーン | グローバル・フォレスト・ウォッチPro | 森林監視システム | 光学画像 | グローバル・フォレスト・ウォッチ | 監視データ | 追跡行動 |
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