世界資源研究所(WRI)は、サプライチェーンに沿って森林減少リスクを追跡できる総合的なプラットフォーム「グローバル・フォレスト・ウォッチPro」(GFW Pro)を公開した。世界で失われる森林の40%は商業目的の伐採である。森林減少への関与は、融資機関にとってリスクであり、企業にとっても法的、社会的評価に関わるリスクであるが、リスクが回避されることなく森林が減少していく原因は、パーム油、カカオ、牛肉、大豆等森林減少をもたらす可能性のある農畜産物の収穫から製品化の過程が不透明で、追跡が困難なためである。この解決のため、グーグル、メリーランド大学等から30以上のデータセットの提供を受けGFW Proが構築された。世界中のパーム油からゴム、材木まであらゆる農畜産物について、企業や融資機関は、農場、生産施設、倉庫、投資対象等のデータを安全にアップロードし、法令の遵守状況、進行中の森林破壊、森林火災リスク、隣接する国立公園や先住民領地の有無、原生林の如何等の情報を得、リスクを分析することができる。
情報源 | 世界資源研究所(WRI) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | 世界資源研究所(WRI) |
分野 | 地球環境 自然環境 環境総合 |
キーワード | 森林減少 | 世界資源研究所 | 森林破壊 | 森林火災 | 国立公園 | サプライチェーン | 農畜産物 | グローバル・フォレスト・ウォッチPro | 先住民領地 |
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