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 国際エネルギー機関、2020年の電力統計を報告

発表日:2021.04.09


  国際エネルギー機関(IEA)は、OECD加盟国における2020年の発電傾向を報告した。2020年はCOVID-19によって、世界の電力部門が大きな影響を受ける年となり、OECD加盟各国がロックダウン措置を実施したため電力需要と生産量は大幅に減少した。COVID-19の影響は2020年4月と5月が大きく、2020年4月の発電量は747.2TWhで2010年1月以来の低水準となった。再生可能エネルギーによる総発電量は、2020年も増加を続けて3,269TWhとなり、OECD加盟国の総発電量の31.6%を占めた。2020年の風力発電、太陽光発電、水力発電による発電量は、2019年比でそれぞれ11.6%、20.2%、3.5%、増加した。欧州では、再生可能エネルギーによる総発電量が2年連続で化石燃料による発電量を上回った。OECD加盟国全体では、発電における石炭の使用量は減少を続け、2020年の発電量は2019年よりも15.5%少ない1,983.3TWhとなった。

情報源 国際エネルギー機関(IEA)ニュース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 環境総合
キーワード 風力発電 | 再生可能エネルギー | 太陽光発電 | OECD | 発電 | 国際エネルギー機関 | 水力発電 | 電力部門 | COVID-19 | ロックダウン
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