国際エネルギー機関(IEA)は、2020年の再生可能エネルギーは世界における総発電容量の増加分の約90%を占め、2021年は過去6年間と比較して最も急速に成長する予測になると報告書「Renewables 2020」で報告した。米国と中国では期限切れとなる優遇措置への駆け込み需要に伴い、2020年の風力発電と太陽光発電の導入量が30%増加し、また2021年のインドの再生可能エネルギーは、増加量が2020年と比べて倍増する予測である。2020年は世界のエネルギー需要が年間5%減少し、石油、石炭などの消費が急激に減少するにもかかわらず、再生可能エネルギーによる発電量は堅調に増加し、世界全体で7%増加する予測である。一方、電力部門以外の再生可能エネルギーは、パンデミックの影響を受けて輸送用バイオ燃料の需要が大幅に落ち込んでいる。今後5年間の見通しでは、風力・太陽光発電の総容量は2023年には天然ガス、2024年には石炭を上回る見込みであり、2025年には再生可能エネルギーが世界最大の発電源になる予測である。
情報源 | 国際エネルギー機関(IEA)プレスリリース Renewables 2020 |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国際エネルギー機関(IEA) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 風力発電 | 再生可能エネルギー | 太陽光発電 | 石炭 | バイオ燃料 | 天然ガス | 国際エネルギー機関 | 石油 | Renewables2020 |
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