ドイツ連邦環境省は、新規原材料の消費に依存しない、また資源利用による汚染の少ない経済を目指した、国家資源効率プログラム案を公表した。このプログラムには、持続的な資源供給から、生産・消費を経てリサイクルに至るまで、様々な資源効率化への具体的施策が盛り込まれている。また市場の活性化、情報、教育や研究、そして経済や社会におけるイニシアティブの強化にも重点を置いている。例えば中小企業の資源効率化に向けた助言提供、環境マネジメントシステムへの支援、資源効率化の規格化、商品における環境ラベルやその認証システムの強化、資源循環の拡充など、資源効率化を促すと考えられる様々な施策が挙げられている。レトゲン環境大臣は、「環境を守り、技術開発を促進し、競争力を高め、雇用を創出する資源効率の向上は、次世代も視野に入れた持続可能な社会と競争優位の実現に重要」と述べている。ドイツは資源効率化やリサイクルなどの分野で高い技術や厳しい環境基準を誇り、国民の関心も高いことから、資源効率においても「ドイツ製」は大いに力を発揮することが期待されるという。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 環境総合 |
キーワード | リサイクル | 環境ラベル | 中小企業 | 持続可能 | 環境政策 | 資源効率 | 環境マネジメントシステム | 国際競争力 | ドイツ環境省 | 国家プログラム |
関連ニュース |
|