農林水産省と環境省は、「未承認遺伝子組換えパパイヤの生育実態調査」の結果を公表した。我が国では、遺伝子組換え農作物について、カルタへナ法に基づいて、事前に生物多様性への影響を科学的に評価し、影響を生ずるおそれがないと認めた場合にのみ、その輸入や栽培を認めている。今回の調査は、平成23年4月に国内に流通し栽培されていたことが発覚したカルタへナ法上未承認の遺伝子組換えパパイヤについて、自然環境下における生育の実態を把握するため実施したもの。平成24年2月から9月にかけて、沖縄県内の道ばたや空き地等で調査した結果、道ばたや空き地等に生育しているパパイヤ69個体のうち、遺伝子組換えパパイヤは2個体(3%)であった。これにより、遺伝子組換えパパイヤの我が国の生物多様性への影響は低いと考えられるとしている。両省では、引き続き、道ばたや空き地等における当該遺伝子組換えパパイヤの生育実態を調査するという。
情報源 |
農林水産省 報道発表資料
環境省 報道発表資料 |
---|---|
機関 | 農林水産省 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 環境省 | 農林水産省 | 調査 | 農作物 | カルタヘナ法 | 沖縄県 | パパイヤ | 生育 | 遺伝子組換え |
関連ニュース |
|