農林水産省は、「平成26年度トウモロコシ生育等実態調査」の結果を公表した。日本では、遺伝子組換え農作物の輸入や流通に先立ち、カルタへナ法等に基づき、食品・飼料としての安全性や生物多様性への影響について科学的な評価を行い、問題がない場合に初めて、食品や飼料としての利用、輸入、運搬、栽培等の使用を認めている。今回の調査は、遺伝子組換えトウモロコシの生物多様性への影響評価に活用する情報の充実を図るため、輸入された飼料用トウモロコシの管理実態や、搬送経路におけるこぼれ落ちの状況等を調査するもの。平成26年度は、港湾部7港及び搬送経路3経路において調査した結果、子実のこぼれ落ちは全ての地域で確認されたが、生育した個体はいずれの地域でも確認されなかった。同省では、トウモロコシ子実のこぼれ落ちや個体の生育状況の程度は、清掃活動の実施状況や気象条件等により変動する可能性が考えられることから、平成27年度も継続して調査を実施するという。
情報源 |
農林水産省 報道発表資料
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機関 | 農林水産省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 農林水産省 | トウモロコシ | 調査 | 遺伝子組み換え生物 | カルタヘナ法 | 生育 |
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