環境省は、平成25年度アスベスト大気濃度調査におけるアスベスト飛散事例を公表した。同省では、アスベストによる大気汚染の現状を把握し、今後の対策の検討に当たっての基礎資料とするとともに、国民に対し情報提供をしていくため、平成17年度よりアスベスト濃度の調査を毎年実施している。平成25年度は、全国54地点において調査を実施中であり、そのうち解体現場は10地点を予定、これまでに6地点の調査結果を確認している。今回、調査地点のうち埼玉県川口市における建築物の解体現場の吹付けられたアスベストの除去工事において、集じん・排気装置の不具合等と推定されるアスベストの飛散事例を平成26年1月22日までに確認した。敷地境界のアスベスト以外の繊維も含む総繊維数濃度は通常の一般大気濃度とほぼ変わらなかったことから、周辺環境への影響はなかったとしている。同省では今後、大気汚染防止法施行規則の改正及び建築物の解体等に係る石綿飛散防止対策マニュアルの改訂を行うこととしている。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 |
キーワード | 大気汚染 | 環境省 | 建築物 | 石綿 | アスベスト | 工事 | 繊維 | 飛散 | 埼玉県 | 川口市 |
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