環境省は、平成28年熊本地震の被災地におけるアスベスト大気濃度調査(第3次)の結果を公表した。同省では、熊本地震の被災地において、住民等へのアスベストを含む粉じんのばく露防止対策及び、その後の飛散防止対策の実施等のための基礎情報の収集を目的に、アスベスト大気濃度調査を実施している。今回、熊本県内の、1)倒壊、半壊または一部破損している建築物等で解体・改修中の現場周辺、2)倒壊、半壊または一部破損している建築物等の周辺、3)災害廃棄物仮置場の周辺、4)廃棄物中間処理施設等の周辺、5)避難所等の周辺、のいずれかの条件を満たす21地点68箇所において、大気中の石綿及びその他の繊維も含む総繊維数濃度を測定(平成28年12月上旬実施)。その結果、調査を実施した全ての地点で、アスベスト大気濃度は通常の一般大気環境とほぼ変わらなかった。同省では、引き続き、熊本地震の被災地におけるアスベスト大気濃度調査を実施する予定という。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 |
キーワード | モニタリング | 大気汚染 | 環境省 | 建築物 | 石綿 | アスベスト | 繊維 | 災害廃棄物 | 被災地 | 熊本地震 |
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