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 大阪市立大学など、熱版スマートグリッド「サーマルグリッドシステム」の実証実験を開始

発表日:2014.08.12


  大阪市と大阪市立大学は、熱版スマートグリッド「サーマルグリッドシステム」の実証実験を、平成26年8月12日から開始すると発表した。サーマルグリッドシステムは、建物ごとに独立設置された空調システムや地域冷暖房等をルーティング配管で接続することにより、各負荷(空間に必要な空調の冷温熱)と各熱源(熱を生み出す機器)間を自在に熱融通し、負荷の要求に応じた異なる温度の冷温水を運ぶこととあわせて、空調の高効率化を実現するもの。今回、「咲洲地区スマートコミュニティ実証エリア」であるATC(アジア太平洋トレードセンター)と大阪府咲洲庁舎間に構築したシステムにおいて、CO2排出量の削減効果を検証する実証実験を行う。試算では約46%のCO2排出量の削減効果があると見込んでおり、このシステムが普及することで、空調エネルギー消費量の削減によるランニングコストの削減、CO2排出量の削減が可能となる。また、複数建物の一部の熱源設備を高性能化するだけで良いため、更新費用を抑え「まち全体」の低炭素化が実現されるものと期待されるという。

情報源 大阪市 報道発表資料
大阪市立大学 新着情報
機関 大阪市 大阪市立大学
分野 地球環境
キーワード CO2排出量 | 空調 | スマートグリッド | 実証実験 | 熱 | 大阪市 | 大阪市立大学 | 咲洲地区 | エネルギー消費量 | サーマルグリッド
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