新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、NEDOプロジェクトにおいて、(株)竹中工務店が取り組んでいる、1)高効率調湿外気処理ユニット、2)高断熱ファサード、の開発に目途が立ったと発表した。現在、オフィスビルで使用されている空調システムで快適な温熱環境を形成するには、外気の高効率な処理が求められている。また、オフィスビルなどの建物のZEB化に向けた要素技術の開発が必要となっている。1)は、(株)クボタと共同開発中で、吸放湿モジュールの冷却、再生に地中熱や太陽熱など自然エネルギーを利用することで、従来の空調に比べて外気処理のエネルギー効率が30%向上する。2)は、YKK AP(株)と共同開発中で、従来の標準的なビルの外皮と比べて2.7倍高い断熱性能を実現する。今後、2016年2月末を目途に実用化を目指すとともに、これらを組み合わせたシステムで、先進的事務所ビルにおける空調の一次エネルギー消費量60%以上の削減効果を確認し、省エネルギー化を図った競争力のあるZEBの普及を図るという。
情報源 |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) ニュースリリース
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機関 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) (株)竹中工務店 (株)クボタ YKK AP(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | 竹中工務店 | 空調 | 建物 | 断熱性 | ZEB | クボタ | エネルギー消費量 | YKK AP |
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