佐賀県は、平成25年度の公共用水域及び地下水の水質調査結果を公表した。同県では、水質汚濁防止法の規定に基づき、国及び市町と連携して、河川や海域等の公共用水域及び地下水の水質調査を実施し、1年分をとりまとめて公表している。平成25年度の調査結果は以下のとおり。1）公共用水域では、健康項目は、全地点で環境基準を達成した。生活環境項目のBOD・CODの環境基準達成率は、河川（BOD）100%、湖沼（COD）100%、海域（COD）83.3%であった。また、富栄養化の度合いを示す全窒素・全燐の環境基準達成率は、湖沼0%、海域71.4%であった。2）地下水の概況調査では、23地区43本の井戸を調査した結果、1地区1本の井戸でトリクロロエチレン及びテトラクロロエチレンが環境基準値を超過した。また、汚染井戸周辺地区調査では189本中3本でひ素が、継続監視調査では39本中11本でトリクロロエチレン等5項目が、環境基準を超過した。