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 大成建設、自然由来ヒ素の汚染土壌を浄化する技術を開発

発表日:2014.10.15


  大成建設(株)は、泥水式シールドトンネルで発生する自然由来ヒ素の汚染土壌を浄化する技術を開発したと発表した。シールドトンネル工事の掘削時には、環境基準値(土壌溶出量基準値)を超過する自然由来のヒ素を含む土壌に遭遇する場合がある。これをセメント原料として再利用したり管理型処分場の埋立てに使用するには多大なコストが必要で、処理量が限られていることから、この排出土を浄化して有効活用する方法が求められている。今回開発した技術は、ヒ素吸着用鉄粉を用いて、泥水式シールド工事で発生する泥水中のヒ素を回収して、二次処理土のヒ素溶出量を環境基準値(0.01mg/L)以下に低減するもの。ヒ素に汚染された余剰泥水に鉄粉を攪拌混合し、コンパクトな永久磁石磁気を搭載した分離装置により鉄粉を回収する。また、特殊な酸を用いて飽和状態の鉄粉の吸着能力を回復して新品の鉄粉と同様に使用する方法も開発。これにより、鉄粉の使用量は80%以上低減でき、コスト削減も期待できる。これらにより、二次廃棄物量が酸の廃棄を含めても60%程度低減できるという。

情報源 大成建設(株) プレスリリース
機関 大成建設(株)
分野 ごみ・リサイクル
健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード リサイクル | 大成建設 | 土壌浄化 | 環境基準 | 汚染土壌 | ヒ素 | 自然由来 | 有効活用 | 鉄粉
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