大成建設(株)は、東日本大震災で発生したコンクリートがれきの有効活用技術を開発し、宮城県気仙沼処理区災害廃棄物処理業務で実施適用したと発表した。同技術は、通常のコンクリートが材料とする天然の砂や砂利(骨材)の代わりに、震災によって発生した津波堆積物を含んだコンクリートがれきを、できるだけ簡便な方法によって建設資材であるセメント固化体として資源化するもの。今回、焼却炉解体のため全体を覆う大型の仮設テントの基礎コンクリート代替材として、同技術によるセメント固化体を約70m3適用。焼却炉解体完了時にこの基礎コンクリート部分を撤去、破砕処理を行い道路用の再生砕石として再利用した。同技術の適用により、迅速なコンクリートがれきの処理や、リサイクル・リユースによる骨材資源の良好な循環が構築され、天然骨材の省資源化に寄与すると同時に、作業の効率化、省力化による作業環境の向上と省エネルギー化が図れるという。
情報源 |
大成建設(株) プレスリリース
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機関 | 大成建設(株) |
分野 |
ごみ・リサイクル |
キーワード | コンクリート | 産業廃棄物 | 再資源化 | 大成建設 | 再利用 | 宮城県 | がれき | 津波堆積物 | 有効活用 | 省資源化 |
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