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 NEDOなど、試験高炉でCO2削減・分離・回収技術の有効性を確認

発表日:2017.03.24


  新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、新日鐵住金(株)、JFEスチール(株)、(株)神戸製鋼所、日新製鋼(株)、新日鉄住金エンジニアリング(株)とともに、パイロット規模の試験高炉において、CO2削減・分離・回収技術の有効性が確認できたと発表した。同高炉は、高炉からのCO2発生量を抑制するとともに、発生したCO2を効率的に分離・回収技術を開発するためのパイロット規模(容積12m3)の試験高炉で、新日鐵住金の君津製鉄所構内に建設された。水素を鉄鉱石の還元材として利用することでコークス使用量を削減し高炉からのCO2排出量を削減する技術と、高炉ガス(BFG)からCO2を分離・回収する技術の実証を行う「試験操業」を2度行った結果、CO2排出量削減や、BFGからのCO2分離・回収コストの目標を達成できる見込みとなった。2017年度も、引き続きパイロット規模の試験高炉による試験操業を行い、2030年頃までにCO2排出量削減技術を確立し、2050年までの実用化・普及を目指すという。

情報源 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) ニュースリリース
機関 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 新日鐵住金(株) JFEスチール(株) (株)神戸製鋼所 日新製鋼(株)
分野 地球環境
キーワード 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | 神戸製鋼所 | JFEスチール | 排出削減 | 新日鉄住金エンジニアリング | 新日鐵住金 | 日新製鋼 | CO2分離・回収 | 高炉
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