環境省は、東京都で回収された野鳥から高病原性鳥インフルエンザウイルス検出されたと発表した(平成29-30年シーズン8例目)。今回報告されたのは、東京都大田区で回収されたオオタカ1羽(平成30年1月5日)の死亡個体について、確定検査(農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究部門)により、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6亜型)が検出されたもの。同省では、野鳥緊急調査チームを同月19日に現地に派遣し、鳥類の生息状況調査・死亡野鳥調査等を実施する。また、香川県の家きんでの発生も踏まえ、野鳥サーベイランスにおける全国の対応レベルを、「対応レベル2」から、国内複数箇所発生時の「対応レベル3」に引き上げ、さらに監視を強化するという。なお、平成30年1月17日時点での野鳥等における確定検査陽性の確認件数は、2都県8件となった。