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 気象庁、2018年のラニーニャ現象等に関する見通しを発表(2018年1月速報)

発表日:2018.02.09


  気象庁は、2018年1月のエルニーニョ監視速報を発表した。同庁では、エルニーニョ現象など熱帯域の海洋変動を監視するとともに、それらの実況と見通しに関する情報を「エルニーニョ監視速報」として毎月1回(10日頃に)発表している。今回の発表によると、2018年1月の実況は、ラニーニャ現象が続いているとみられる。これは、エルニーニョ監視海域の海面水温が基準値より1.1℃低く、ラニーニャ現象発生の判断に使用している5か月移動平均値の11月の値は-1.0℃だったことや、太平洋赤道域の海洋と大気の状態から、予測されたもの。1)海面水温:西部で平年より高く、中部から東部にかけて平年より低い、2)海洋表層の水温:西部で平年より高く、東部で平年より低い、3)太平洋赤道域の対流活動:日付変更線付近で平年より不活発、4)大気下層の東風(貿易風):中部で平年より強い。今後、春の間にラニーニャ現象が終息する可能性が高い(70%)という。

情報源 気象庁 報道発表資料
気象庁 報道発表資料(PDF:3,307KB)
気象庁 エルニーニョ/ラニーニャ現象
機関 気象庁
分野 地球環境
キーワード 気象庁 | 大気 | 海洋 | 予測 | 監視 | エルニーニョ現象 | 熱帯 | 海面水温 | ラニーニャ現象
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