国内ニュース


 気象庁、エルニーニョ・ラニーニャ現象が発生していない平常の状態が継続していると発表(2017年2月速報)

発表日:2017.03.10


  気象庁は、2017年2月のエルニーニョ監視速報を発表した。同庁では、エルニーニョ現象など熱帯域の海洋変動を監視するとともに、それらの実況と見通しに関する情報を「エルニーニョ監視速報」として毎月1回(10日頃に)発表している。今回の発表によると、2017年2月の実況は、エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態が続いている。これは、エルニーニョ監視海域の海面水温が基準値より0.5℃高く、以下に示した太平洋赤道域の海洋と大気の状態から、予測されたもの。1)海面水温:西部と東部で平年より高く、中部では平年より低い状態が1月に比べ弱まった、2)海洋表層の水温:東部における平年より低い状態は2月には次第に弱まり、西部では平年より高い状態が継続、3)太平洋赤道域の対流活動:日付変更線付近で平年より不活発、4)大気下層の東風(貿易風):中部で平年並。今後春から夏にかけてエルニーニョ現象が発生する可能性もある(40%)が、平常の状態が続く可能性が高い(60%)という。

情報源 気象庁 報道発表資料
気象庁 報道発表資料(PDF)
気象庁 エルニーニョ/ラニーニャ現象
機関 気象庁
分野 地球環境
キーワード 気象庁 | 大気 | 海洋 | 予測 | 監視 | エルニーニョ現象 | 熱帯 | 海面水温 | ラニーニャ現象
関連ニュース

関連する環境技術