環境省は、産学官連携功労者表彰(環境大臣賞)を決定した。同賞は、地球環境保全、公害の防止、自然環境の保護及び整備その他の環境の保全の視点から、大学、公的研究機関、企業等の産学官連携の推進に多大な貢献をした優れた成功事例を表彰するもので、平成15年より毎年一回行われている。今回受賞したのは「木質バイオマスを全量燃料にするパイロコーキング技術の開発」。この事例では、バイオマスの熱分解により生成するタールをアルミナ固体の表面で迅速に分解し、バイオマスをタールフリーの燃料ガスと炭化物(バイオコーク等)に転換するパイロコーキング技術を開発した。バイオコーク等は、自重の20%以上の水素を発生させる特徴があり、容易に安価で運べる有望な水素源として評価できる。さらに同事例では、北海道下川町森林組合等との協力体制のもと、バイオ燃料需要地に供給可能な高品位燃料・素材も生産するコジェネレーションシステムを構築しているという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | コージェネレーション | 水素 | 環境省 | 産学官連携 | バイオマス | 木質 | パイロコーキング | タール | バイオコーク |
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