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 NEDO、風力発電設備の稼働率向上に向けたシステム開発の委託先を発表

  （国研）新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）は、風力発電等技術研究開発プロジェクト（2018～2022年度）のうち「風車運用高度化技術研究開発」の実施者（委託先）を決定したと発表した。この研究開発事業は、風車のダウンタイム（故障や定期メンテナンスのため一部の装置が使用できない期間）の短縮化、運転維持コストの低減を図り、風車稼働率を97％以上（現状：87％）に向上させる技術の確立を目指して、風車の発電効率向上に資する運用・メンテナンス・故障に係る諸情報のデータベースを構築し、人工知能（AI）を活用した故障予知等に関するアプリケーションの設計などを実施するもの。（株）風力エネルギー研究所が国内外の風車故障事故の実態把握および最新の研究開発などの調査、技術委員会の運営を担当し、調査結果等を踏まえて、東京大学、（国研）産業技術総合研究所および中部大学が国内の風力発電事業者などが利用しやすい統一的なデータベースシステムの開発に取り組むという。