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 環境省、微量PCB混入廃電気機器等の焼却実証試験(第6・7回)の実施結果を公表

発表日:2009.07.14


  環境省は、平成21年3月に実施した、微量PCB混入廃電気機器等の焼却実証試験(第6・7回)の結果を公表した。微量PCB混入廃電気機器等とは、PCBが微量混入した絶縁油を含む廃電気機器のことで、その処理体制の整備が課題となっている。今回の実証試験は、既存の産業廃棄物処理施設において、微量PCB混入廃電気機器等が安全かつ確実に処理できることを確認するため、広島県福山市、鳥取県、鳥取県境港市及び島根県松江市、並びに(株)カムテックス及び三光(株)の協力を得て実施された。具体的には、焼却施設に数十ppm程度のPCBを含む絶縁油を投入し、燃焼ガスを850℃以上の温度に保ちつつ2秒以上滞留させた後、排ガス中のPCB濃度等の分析が行われた。その結果、排ガス中のPCB及びダイオキシン類の濃度が法定基準値より低いなど、周辺環境に影響を及ぼすことなく安全かつ確実にPCBが分解されることが確認された。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 ごみ・リサイクル
健康・化学物質
キーワード ダイオキシン | 環境省 | 産業廃棄物 | PCB | 絶縁油 | 廃電気機器 | 焼却施設 | 微量 | 実証試験
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